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衣服のリサイクルの困難と挑戦

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私たちの衣服の寿命は大体2-10年であり、そのうち下着やTシャツは1-2年、スーツは4-5年程度です。大手のファッションブランドが使用しているポリエステルのほとんどは古着ではなく、プラスチックボトルからできています。衣服のリサイクルにおける主な問題はその素材にあり、布が身体を包む理想の形を求めるがゆえに、自然素材、人工素材、プラスチック、金属を混在させているからです。

例えば、100%コットンの商品でも、糸やラベルが違う素材でできていることが多いです。そのため、素材を分別してリサイクルすることが難しく、特殊な技術を持つ労働者や高度な技術が必要になります。菌類に衣服を食べさせて、コットンとポリエステルを分別するというリサイクル方法の開発が進んでいます。また、全く違う素材から衣服を作ることを試みる人たちもいます。例えば腐った牛乳から衣服を作る方法では、着古したら環境にやさしい形で家庭で簡単に捨てることができます。

BBCより(Why clothes are so hard to recycle