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映画界が多様性を意識 米アカデミー賞、ベルリン国際映画祭の新たな取り組み

photo : Berlinal

米アカデミー賞(オスカー)は、長年「白人偏重」や多様性に欠けていると批判されています。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、作品賞にノミネートされるための条件として多様性の項目を設置しました。女性や人種マイノリティーなどを積極的に起用することなどが条件です。

ベルリン国際映画祭は、「男優賞」「女優賞」を廃止し、性的区別のない「主演俳優賞」「助演俳優賞」を新設することを決定しました。

世界3大映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭が、「男優賞」「女優賞」を廃止し、性的区別のない「主演俳優賞」「助演俳優賞」を新設することを決定した。性的区別の廃止について、同映画祭のディレクターであるマリエット・リーセンベークとカルロ・シャアトリアンは、「演技分野の賞の性的区別をなくすことは、映画業界におけるジェンダーへ配慮する意識の向上に繋がると考えています」と声明を発表している。

映画.comより(ベルリン国際映画祭が「男優賞」「女優賞」を廃止 「俳優賞」に統一して新設

BBCニュースより(米アカデミー賞、作品賞に「多様性」の条件設置へ
映画.comより(ベルリン国際映画祭が「男優賞」「女優賞」を廃止 「俳優賞」に統一して新設